大学の研究室で非正規雇用の秘書として働いていた女性が、仕事の内容が同じ正規職員と賃金格差があるのは不当だと訴えた裁判で、大阪高等裁判所はボーナスの支給を認める判決を言い渡しました。弁護団は「非正規雇用の労働者にボーナスを認める司法判断は画期的だ」としています。 15日の2審の判決で、大阪高等裁判所の江口とし子裁判長は「この大学のボーナスは就労していることに支払われる対価で、非正規の職員に全く支給しない理由を見いだすことは困難だ」と判断して、2年分のボーナス分など100万円余りを支払うよう大学側に命じました。 原告の弁護士は「非正規雇用の労働者にボーナスの支給を認める司法判断は珍しく、画期的だ」としています。 また原告の女性は「正規の職員より業務量がはるかに多く、あまりにもおかしかった。判決は仕事の実態を見てくれたと思うのでうれしい」と話しています。 一方、大学側は「判決文が届いていないので
無私の人である。自分のために稼ぎたいと思ったことがない。趣味はないと断言もする。何が楽しいのかを聞くと、「人の笑顔」と即答する。この稀有な成功者はいったい何者か。本日発売の『週刊現代』で、その激動の半生を振り返る。 『カレーハウスCoCo壱番屋』を創業し、日本一のカレー専門店チェーンに育て上げた宗次德二氏(70歳)は、自分の生まれた場所を知らない。 「私は1948年、石川県で生まれたらしいんです。戸籍上ではそうなっています。しかし、物心がついたのは、兵庫県尼崎の孤児院。今も実の両親は知りません。 私が3歳のときに、尼崎で雑貨屋をしていた宗次夫婦が引き取ってくれました。資産家とはいかないまでも、当時は貸家を持っていましたし、施設のほうもいいところだと思って、送り出したのだと思います。 実際、引き取られた直後に写真館で撮った家族写真が残っています。私はスーツを着せられ、和服を着た母の膝の上に乗
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