今、グーグルが攻めている。 昔、グーグルは受けだった。ネコだった。 「グーグル!」と呼べば、「入れてください」「がんばって探します」「いっぱい見つかっちゃった」 そんな子だった。 しかし、いつの頃だろうか。Picasaあたりからだろうか。 「もっとよく見て」「こんなのもあるよ」「せっかくだから一緒になりましょう」 そんなことを言い出したのは。 思えば素質があったのだろう。しかし。 当時から羊の皮をかぶったビックブラザーだとは言われていた。 高度な分散処理や仮想化を行いながら、表向きは検索しか見せなかった。 それがどうだ。いまや立派なタチである。 「ふふ。本当はこれがほしいんでしょ?」「あら、こんなに使うなんて。便利なんだ?」「私なしじゃいられない体にしてあげようか?」 羊の皮は狼へと変わった。多大な物量とそれを支えるインフラを見せ始めた。 二次ではなく三次だと主張し始めた。 そう、画面の向