(2019年2月8日改稿)「死んでもいいわ」検証と統合して「月が綺麗ですね・死んでもいいわ」検証に変更 夏目漱石が「I love you」を「月が綺麗ですね」と訳したとされる都市伝説の検証。内容としては以下のような話である。 夏目漱石が、英語の授業のとき、学生たちに、I love you.を訳させた話は、有名です。学生たちは、「我、汝を愛す」とか、「僕は、そなたを、愛しう思う」とかいう訳を、ひねりだしました。「おまえら、それでも、日本人か?」漱石は、一喝してから、つけくわえたということです。「日本人は、そんな、いけ図々しいことは口にしない。これは、月がとっても青いなあ――と訳すものだ」なるほど、明治時代の男女が、人目をしのんで、ランデブーをしているときなら、「月がとっても青いなあ」と言えば、I love you.の意味になったのでしょう。 豊田有恒『あなたもSF作家になれるわけではない』
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