今回のScience Talks-ニッポンの研究力を考えるシンポジウム、第1回大会「未来のために今研究費をどう使うか」、登壇者インタビューでトップバッターを切るのは、藤田保健衛生大学総合医科学研究所システム医科学研究部門、宮川剛教授です。 国内の脳科学研究でトップを走る宮川教授は、研究のかたわら第36回日本分子生物学会年会が主催する「日本の科学を考えるガチ議論」で今の日本の研究評価システムと、それを基にした研究費分配システムについて、まさにガチで国に問題提起をする活動をされています。(※以下、敬称略) 【宮川】 僕の提案する客観的な研究者評価の指標には雑誌のインパクトファクターは入れていません。あれは絶対入れるべきではない。掲載ジャーナルのインパクトファクターは「ジャーナル評価」の指標なので、雑誌の評価軸としてはいいのです。 雑誌のエディターが雑誌インパクトファクターをあげようと努力するの
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