先日、能年玲奈からの改名が報じられた女優・のんが、こうの史代原作のアニメーション映画『この世界の片隅に』にて、主人公すずの声を担当することがわかった。本作で本格的な女優業再開となるのんにとって、アニメ映画に主演するのは今回が初となる。 【関連】「のん」フォトギャラリー 本作は、第二次世界大戦中の広島・呉を舞台に、戦況が悪化していく世の中で、大切なものを失いながらも、前を向いて生きていく女性・すずを描いたアニメーション作品。片渕須直監督が6年の歳月をかけ、綿密なリサーチと時代考証を行い、こうの史代漫画の世界を色鮮やかに映し出す。 片渕監督が「のんさん以外のすずさんは考えられない」とその声に惚れ込み今回の主演が決定。のんはオファーを受け「地面からふわっと浮いちゃいそうなくらい嬉しかった」と語る一方で「戦争や暴力の描写が嫌いで苦手で、目を向けないで拒んでいたところがあった。原作を読ませていた