“ラズパイ”の名で親しまれている超小型コンピュータ「Raspberry Pi」。2012年の発売当初は、“子どもたちにプログラミングを学んでもらうための楽しいおもちゃ”という位置付けだったが、今では販売台数の約半数が産業用途で使われているという。ラズパイの開発者であるEben Upton(エベン・アプトン)氏に話を聞いた。 販売台数が累計1100万台に達したラズパイ 2012年2月、わずか25米ドルという破格の値段で、手のひらサイズのコンピュータ「Raspberry Pi(ラズベリーパイ)」が発売された。小型で安価ながら豊富なインタフェースを備えたRaspberry Piは、発売初日に10万台が売れるほど話題を呼び、販売台数は2016年12月時点でグローバルで累計1100万台に達した。日本でも「ラズパイ」の名で親しまれ、現在、毎月1万台のペースで出荷されている。 Raspberry Piは
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