2018年、都内某所の上野。 社内にせまるPhpStorm、Atom、VSCodeの侵攻におののいた僕は、みずからの貧弱なVim力を嘆き、その力をアップデートしなければならぬ、とただただ神に祈っていました。 思えば僕は、Vimをまったく使いこなしてはいなかったのです。先日、Vim8.1がリリースされました。アップデートでもしてみようかな、よっこらしょいとキーを叩き、vimrcを開いたとき、ふいに気づいたのです。 そこに広がるのは愛のないコピペの嵐、辻褄を合わせるためだけの追記の設定、書いてあるものの覚えてもいないキーバインド――。黒いターミナルを見ながら、気づくとツーッと一条の涙が僕の頬を流れていたのでありました。このままでは……いけない。 昨今のIDEはマヂ凄いです。それはわかる。PhpStormの静的解析とかエグい。このタイミングでIDEに居を構えるのもいい。何も悪いことじゃないさ。で
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