居間で新聞を読んでいたら、父が母にこんなことを語っていた。 「三流は金を残す。二流は名を残す。一流は人を残す。」 妙に引っかかった。というか、「ぴん」ときた。 昔から自己啓発本や創業者本(私の履歴書や学習マンガ人物伝等)を読むのが大好きで、「一流は〜、二流は〜」といった文言や文句には聞き耳を立てて過ごしていた。 今回、そのような文句を父から聞いた。 「人を残す」とはどういうことだろうか。 このような文言(文句)が一体、どのような文脈から出てきたかは測りかねるが、おそらくこれは事業というか、会社、組織の中で生きる人間についていっていると思われる。 つまり、ここでいう「人」というのは、「後継者」のことだろう。 自分自身がいくらすごくても、いのちには限りがある。 しかし、事業や会社、法人を始めとした組織というものは、「うまく」いけば永続繁栄しうる。 その例として最も顕著なのは、仏教やキリスト教を