『指輪物語』は素晴しい文学作品ではないけれど、素晴しい虚構世界を作ったので素晴しいものなのだという話。 ある種の作品は、作品単体ではなく、それが作る虚構世界のために評価されるという話をしている。小ネタだけどなかなかおもしろかった。こういう特殊な鑑賞をどう特徴づけるかみたいなの大事ですね。 http://philpapers.org/rec/HARTVO-5 http://www.contempaesthetics.org/newvolume/pages/article.php?articleID=584 1. 序 2. 中心的ケース: ファンが愛する虚構世界 3. フィクション作品を道具的に価値づけること 4. フィクション作品を道具的に価値づけることは合理的でありえる Haroldが取り上げる中心的ケースは『指輪物語』、『スターウォーズ』、『スタートレック』、あるいはホームズシリーズなど