ニューヨーク・タイムズは6月11日、2008年にユニバーサル・スタジオ・ハリウッドで起きた火災により、同社が最大で50万曲分の貴重なマスター音源を喪失していたと報じた。 焼失したマスターはデューク・エリントンやカウント・ベイシーといった古典から、チャック・ベリー、レイ・チャールズなどのロック創世記の音源、さらにはポップ全盛期のエルトン・ジョンや、グランジ・ロックを代表するニルバーナまで多岐なジャンルに渡る。 ユニバーサルの親会社のフランスのビベンディは、昨年からユニバーサルの株式の50%を他社に売却する交渉を進めているが、焼失したマスターの正確な数が把握できていないことは大きな問題だ。 ストリーミング人気の高まりの中で、ビベンディはユニバーサルの株式の価値を300億ドルと試算していたが、このタイミングで今回の件が報じられたことは同社にとって最悪のタイミングといえそうだ。 ユニバーサルが同社
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