1. はじめに8月6日、7日の二日間、Ladyknows主催で実施した展示「私たちの解放区」内で、展示の一角に置かれていた『美とミソジニー』という書籍がトランス差別にかかわる本であるとのご指摘を受け、Ladyknowsの展示運営メンバーで当該本を含む関係資料の通読をおこないました。選書プロセスを経ずに設置してしまった無責任さを改めて深く反省するとともに、その後の対応に時間を要してしまったことを衷心よりお詫び申し上げます。 そして、反省の意とともに、今後同じことを繰り返さないためには何が必要か、今後私たちにできることは何か、運営チームで議論を重ねました。 本稿では、展示を実施した背景や、設置までの経緯および当日〜翌日以降の対応をご説明するとともに、今後同じような間違いを起こさないためにLadyknowsとして講じる対策について検討いたしましたので、以下のとおりご報告させていただきます。 2.