松谷創一郎さんが書いた例の出版物についての小論に考えさせられました。冷静に出版の意義を検討する内容で、広く読まれるべき文章だと思います。 http://bylines.news.yahoo.co.jp/soichiromatsutani/20150613-00046627/ ただ、下記の内容はミスリードだと思うので念の為指摘しておきたいと思います。 遺族のひとりである土師守さんが出版中止を求める声明を出した。一方、もうひとりの遺族である山下京子さんは、1月に逮捕された名古屋大生の事件を受けて、今年の3月に「彼の生の言葉が社会に伝われば、そういった犯罪の抑止力になれるのでは」と述べている。『絶歌』の出版は、この山下さんの言葉を受けたものかもしれない。なんにせよここで指摘しておきたいことは、亡くなったふたりの遺族の意見が一致していないということである。 しかし、土師さんと山下さんの意見は本当に