お酒を飲みながら碁を楽しむ女性たち=大阪市北区の「エストレラ」 ボサノバを聴きながらワイン片手に碁を打てるカフェバーが大阪・天満にできた。店長はプロ棋士・円田(えんだ)秀樹九段(42)。千円払えば飲み物が1杯ついて好きなだけ対局できる。「酒を飲みながら碁を打つなんて」の批判は覚悟の上で、ファン拡大への布石だ。 大阪市北区浪花町の商店街に5月にオープンした店の名前は「エストレラ」(06・7173・1353)。ポルトガル語の「星」を、碁盤上に九つある点を表す「星」にかけた。「女性や若い世代に集まってもらいたい」と円田九段は願う。街中の碁会所に若い人の姿がほとんどない、と感じたのがきっかけだ。 「レジャー白書2008」によると、囲碁人口は10年前の99年に400万人を割り込んだ。漫画「ヒカルの碁」(98〜03年)のブームもあって一時は回復したものの、漫画の終了とともに再び減少。その後も落ち