■43歳で直面した前代未聞の大不祥事 私がメガバンクに勤めていたとき、40歳で広報部次長になりました。自分で言うのも恥ずかしいですが、私は同期の中でトップランナーでした。しかし広報部に配属後、不祥事が次々と起こります。なかでもとりわけ大きかったのが、総会屋利益供与事件(1997年)です。総会屋に巨額の資金を提供していたことが発覚したのです。発覚後、元会長が自殺し、頭取経験者も含めて10人以上が、東京地検に逮捕されるという凄まじいものでした。潰れてもおかしくない状況でした。しかし当時の上層部は、前代未聞の事態にまったく対処できませんでした。 私は広報部の次長にすぎませんでしたが、真相を徹底究明して根絶するための具体案を出し、それを実行に移す姿を世間の方々に見てもらうしかないと腹を括りました。そして私が各担当役員に「こうしてください」と指示を出し、その通り実行してもらいました。後になって広報部
福知山市の会社で働いた際、同僚の技能実習生と寮の狭い部屋で暮らしていたと説明するベトナム人女性(東京都内) 福知山市の縫製加工会社で働いていたベトナム人技能実習生の女性(39)が、最低賃金以下で働かされたとして未払い分250万円を会社に求め、4日に労働審判を京都地裁に申し立てる。「過労死ライン」を超える残業をさせられ、パスポートの取り上げや強制貯金などの行為もあったとして、慰謝料など110万円も請求する。 女性は「これから日本へ働きに来る人のためにも、声を上げないといけない」と語る。会社側の締め付けで賃金実態を裏付ける資料は限られているといい、乏しい日本語能力では法的救済を求めるにも壁が高い。外国人労働者受け入れ拡大が4月に迫る中、女性の訴えは、権利保障に向けた課題を浮き彫りにする。 「ひどい仕打ちを受けた。来たことを本当に後悔した」。転居した東京都内で通訳を介した取材に応じた女性は、福知
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