9日に初日を迎える岩松了の新作「空ばかり見ていた」に、森田剛演じる主人公の恋人で反政府軍の首領の妹、リン役で出演する。「岩松さんとは11年ぶり。またあの美しいせりふを話すことができるのは、ぜいたくな時間です」とほほえむ。 物語の舞台は、廃校を利用したとみられる反政府軍のアジト。リンは前線に出たいと、兄の吉田(村上淳)に訴えるが、説得を受ける。そんなある日、リンが暴漢に襲われ、隣国に派遣されていた恋人の多岐川秋生(森田)が戻ってくる。 リンについて「恋人に追いつきたい、対等でいたいと、いろいろなことに手を出すけれど、うまくいかなくて苦しみ、戦っている女性ですね」と語る。