最初の軍人皇帝マクシミヌス・トラクス 軍人皇帝時代[編集] 235年にセウェルス朝が軍のクーデターによって崩壊すると、帝国は後世で「軍人皇帝時代」と呼ばれる大混乱期に突入する。 この時代には、軍の推挙を受けた無数の軍人皇帝が乱立し、後に元老院の承認を受けた正式な皇帝だけでも21人、僭称も含めれば実に40人を超える皇帝が即位した。 混乱の原因[編集] こうした事態を招いた原因としては、皇帝の選出について明確なルールが存在しなかったことによるところが大きい。 元々ローマでは、共和政の時代より国家元首が軍隊の最高司令官を兼ねる体制をとっていた。しかし共和政時代の執政官は限られた任期が定められていたものの帝政における皇帝は終身であり、たとえ軍司令官として無能を晒しても容易に更迭するわけにはいかず、愚帝を排除するには暗殺・叛乱・クーデターなどといった強硬手段に訴える以外に方法がなかった。 さらに、セ
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