幼稚園から高等学校向けの教育用ソフトウェアを開発するアメリカの会社、Renaissance Learningが2016年に発表した調査によると、1日に平均30分以上活字を読む学生の割合は18%で、54%の学生が15分未満にとどまるという。この時間の多寡は学生の語彙力に大きな影響を与えるため、できるだけ長く活字に触れるよう働きかけたいところだ。 カリフォルニア州にある小学校Oak Chan Elementary Schoolは、学生がゲーム感覚で楽しく本に触れる機会を増やすため、本の自動販売機を校内に設置した。機械の中にはジュースやスナックの代わりに本がたくさん入っている。 ユニークなのは、学生は通常の自動販売機のようにお金を入れるのではなく、優れた行いや思いやりのある行動をしたときにもらえる「トークン」を入れることで、本をゲットできるところだ。 この自動販売機を設置することで、学生は良い振