「いま、世間ではフィンテックだ、フィンテックだといって、金儲けの手段がタケノコのように湧いてきていますよね。それを助長することが趣旨であれば、私には興味がありません」 参加者から発せられた鋭い質問。壇上の男は冷静さを保ちながらこう断言した。 「それは私も興味がありません。今回のラボでやるべきことだと考えているのは金融システムの『あるべき姿』を再考し、『あるべき見せ方』を創出することです。金融システムをハックする、つまりはぶっ壊してしまうに『ふさわしい試みかどうか』。そこを踏まえた上で、どんどん新しいことを試してみようと。ラボなんですから失敗してもいいんですよ。ただし、議論をするだけで終わらせず、形にしましょうと。それが本ラボの趣旨です」 壇上の男の名は尹煕元(ユン・ヒウォン)。東京証券取引所や日本経済新聞社などをクライアントに持つ研究会社シーエムディーラボの社長であり、HFT(High F
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