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正義に関するororのブックマーク (1)

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    消極的自由のような空疎な自由概念にリベラリズムの基礎を求めるという、リベラルな思想家もリベラリズム批判者も共有する偏見・謬見を打破して、次の二つの基テーゼを提示し展開することにより、リベラリズムを再定義するのが書の目的である。 (1) リベラリズムの根理念は自由ではなく、自由を律する正義である。 (2) リベラリズムの制度構想としての権力分立は、国家内部の異なった権力作用を抑制均衡させる「三権分立」に止まらず、国家・市場・共同体という対立競合する秩序形成メカニズムの間の抑制均衡を図る「秩序のトゥリアーデ」へ発展させられるべきである。 チャールズ・テイラー、アイザイア・バーリン、ジョン・ロールズら、現代の欧米政治哲学において支配的影響力をもつ論客の自由論やリベラリズム論の自壊性・倒錯性を剔抉して批判し、上記の二つのテーゼの観点から、リベラリズムの哲学的基礎と制度構想の理論的解明を試みて

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