鎌倉や大磯など湘南の風景や人物のキャラクターが細かく描かれた文章のない絵本「SHONAN WIMMELBOOK(湘南ウィンメルブック)」が完成し、全国の書店で発売されている。制作した「seno atelier(セノアトリエ)」(神奈川県鎌倉市)の妹尾和乃代表(42)は「子どもたちが知っている場所を選んだ。子どもと大人が一緒に楽しんでほしい」と話す。(砂上麻子) 湘南発祥の地とされる大磯から平塚、茅ケ崎、鎌倉の七つのエリアを取り上げた。平塚七夕祭りや茅ケ崎の烏帽子岩、観光客でにぎわう江の島や江ノ島電鉄鎌倉高校前などを背景に、湘南で暮らす人たちが個性豊かに描かれている。 各ページに「著」「湘」「絶」の漢字が書かれたTシャツを着た外国人が登場する。漢字をつなげると「著盡湘南清絶地(あぁ、しょうなんせいぜつち)」になる。この文字が刻まれた石碑が大磯にあり、湘南発祥の地といわれており、湘南の由来を感