(2017/8/5) 横浜美術館で見た作品の中で一番好きだったのは、風間サチコ。 風間サチコと言えば、原発とか日本の戦後史とか社会問題をからめてくることが多いのだが、今回は自身の学校での思い出をもとにした作品で、ちょっといつもと違う。 大作木版画「第一次幻惑大戦」。 ごちゃごちゃした絵だがディテールがいろいろ面白い。 時間割の上に乗った生徒たちが教科書を開いている。ガスマスクをつけて兵士のよう。 札幌雪祭りの像のカエル。 ファミコンの形の戦車。 盾のように使われる年金手帳や預金通帳。 他の作品も学校がテーマ。 校舎の窓ガラスを割る、尾崎豊「卒業」的な古い不良。 何かわからないが学校で戦っている。 「人間富嶽」。珍しくペンで書かれている。学校の組体操と戦車のイメージが重なる。 立体作品も。これは岡本太郎美術館のグループ展でも見たことある過去作品。 関連記事; 18th DOMANI明日展 国