──それは、縁のない地の法律事務所から届いた、一通の封書で始まった── 以下、経緯。 (私の知らない)だれかがなにかの代金を私の口座に間違って振り込んだ ↓ 先方、すぐに間違いに気付いたらしく、金融機関に組戻を依頼した ↓ 金融機関「現住所わかんなくて連絡とれないです」 (当方、住所変更届出してない) ↓ 先方、弁護士を頼る ↓ 弁護士→金融機関「ということで口座名義人の漢字氏名と登録住所教えて」 (それを手がかりに戸籍の附票から住所履歴を調べることができるため) 金融機関→弁護士「名義人の委任状がないとお教えできない」 (名義人が誰かを知りたいのに名義人の委任状がないから断る、という禅問答……(^^;) ↓ 先方、やむなく「不当利得返還請求」の裁判を起こす ↓ 弁護士→裁判所「裁判所さん、被告の特定お願いね」 裁判所→金融機関「ということで教えてね」 金融機関→裁判所「裁判所からの調査で