今回は、皆様から要望の多いチタンの溶接についてご紹介します。 まず、チタンの材料の特性ですが、チタンの比重は約4.5で、実用金属の中では、マグネシウム・アルミに次いで小さく、また、比強度(強度/比重)が高くなっています。さらに、優れた耐食性を有し、加工性も良いことから、幅広い分野で使用されています。 チタンの溶接性及び注意点 ①チタン材料は、非常に活性な金属であり、溶接時に比較的低温でも大気中の酸素・窒素・水素と反応し、溶接部が脆化するという問題があります。したがって、「いかに溶接部をシールドガス で大気から遮断するか」が重要です。溶接後も200℃以下に冷えるまで、大気に触れさせてはいけません。(アフターシールドとバックシールドが必要です。) ②チタン材料の溶接方法は、TIG溶接・ MIG溶接・電子ビーム溶接・プラズ マ溶接・レーザー溶接などで、真空中 及び不活性ガス雰囲気での溶接が可能
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