20日、大阪・豊中市で登校中の小学生の列に乗用車が突っ込んだ事故で、現場にブレーキをかけた跡がなかったことが、警察への取材で分かりました。逮捕された会社員の女は、「なぜ事故を起こしたか覚えていない」などと供述しているということで、警察が事故の状況をさらに調べています。 警察は、乗用車を運転していた豊中市の会社員、中村恵美容疑者(50)を過失運転傷害の疑いで逮捕し、調べています。 これまでの捜査で、中村容疑者は、前の車が右折しようとして止まっていたのを右側から追い越そうとしてハンドル操作を誤ったとみられていますが、現場にブレーキをかけた跡がなかったことが、警察への取材で新たに分かりました。 調べに対し「なぜ事故を起こしたか覚えていない。ブレーキをかけたかどうかも分からない」などと供述しているということで、警察が、事故の状況をさらに調べています。