カルピスが発売している「特選バター」。「いつからこの『特撰バター』をつくっていたかは、カルピスの社史にも載っておらず、はっきりしていません」と、同社が言うのだから、まさに「幻のバター」というにふさわしい。このバターは、本場フランスのバターの味に一番近く、フランス料理の微妙なおいしさを出す隠し味として、プロの料理には欠かせない存在だという。 業務用として発売が始まったのは、1963年にさかのぼる。発売当初より一流フランス料理店のシェフから絶賛を受け、限られた量しか生産されず、そのほとんどが一流レストラン・ホテル・菓子店にまわされた。それ故、一流シェフたちは秘伝の味としてこのバターのことを一切口外しなかったという。その希少価値からも、「 幻のバター」の名に値する。 香り、風味、とくに「のび」「滑らかさ」が一流フランス料理店のシェフから称賛されている。ソースをはじめ、菓子、パイ作りや粉との合わせ
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