イングランド・サッカーで財政危機にあるクラブが、公式戦の出場機会をファンに有料で提供するとしながら、すぐに話を撤回する騒ぎがあった。 イングランド北西部に本拠地を置く5部のマックルズフィールドが、資金調達のために発案した。18~35歳の健康な男性ファンが公募対象。イングランドで初の試みとなるはずだったが、英BBC放送などが報じて話題が全国的に広がり、6月26日に取り下げられた。 5部とはいってもプロのチーム。素人選手の出場が試合結果に及ぼす影響は計り知れない。クラブは「サッカーへの敬意という点で大事な一線を越えてしまう」と公式サイトに声明を出し、リーグなどに謝罪した。 マックルズフィールドは19世紀に創設された地域クラブで、1990年代には3部まで昇格。しかし、近年は財政難で、昨季終了時に50万ポンド(約7450万円)の借金を抱え、破産寸前となった。本拠地がある地域の自治体から財政支援を受