文部科学省は13日、「体育の日」を前に2012年度の体力・運動能力調査の結果を公表した。 70歳以上の体力は過去最高で、小中高校生は緩やかな向上傾向が見られた。 調査は、昨年5〜10月に実施。6〜79歳の男女6万6380人が回答した。現行のテスト項目での調査としては15回目。 成人の体力は30歳代男性と、20、30歳代女性で低下傾向にあるが、50歳代以上は男女とも向上傾向にある。特に「握力」「上体起こし」など7項目について5歳刻みでまとめた65歳〜79歳の高齢者のテスト結果は、男女とも前年を上回る項目が多く、65〜69歳女性を除き、合計点は過去最高になった。 調査に関わった順天堂大の内藤久士教授(運動生理学)は「高齢者世代は、スポーツクラブへの所属率も比較的高い。近年の健康志向も体力向上につながっている」と分析している。 一方、小中高校生のテスト合計点は、各世代男女とも、過去15