米国カリフォルニア州キャンプ・ペンドルトンで行われている米海兵隊の技術演習「S2ME2 ANTX」の様子。(出所:米海軍、U.S. Navy photo by Dawn M. Stankus/Released) 陸上自衛隊の迷走が続いている。彼らの口癖は「予算がない、人員がない」である。その中で今年は「陸上自衛隊創隊以来の大改革」の実質的初年度であると言いながら、真っ先に手を付けたのは特別儀仗隊の制服を52年ぶりに一新することだった。予算は隊員280人分で計約1億4000万円というのだから、恐れ入る。2018年末には陸自のグリーンの制服を紫に変更するという話まで出ている。こちらの予算総額はいくらなのだろうか。 別にコスプレ遊びをしているわけではないだろうが、陸自の決して本質的とは言えない「創設以来の大改革」をよそに、米国では米4軍で最も守旧的とされる海兵隊が革新的な技術を実戦投入すべく、果