キヌアの品種「レッド・ファロ」 キヌア(西: Quínua、ケチュア語:kinwa または kinuwa、学名:Chenopodium quinoa)またはキノア(Quinoa)は、ヒユ科アカザ亜科アカザ属の植物[1]。アカザとは同属、ホウレンソウやビートとは同科である。南米アンデス山脈の高地アルティプラーノにおいて、数千年前より食用に栽培されている擬穀類(英: Pseudocereal)であり、トウジンビエ、シコクビエ、キビ(黍)、アワ(粟)、ヒエ(稗)などと同様に、雑穀に分類される[2]。 国際連合食糧農業機関(FAO)によると、2014年の年間生産量は世界全体で約19万トンで、ミレット(millet:トウジンビエ、シコクビエ、キビ、アワ、ヒエなどの総称)の2838万トンの約150分の1でしかない。主たる生産国も南米のペルー、ボリビア、エクアドルに限られている[3]が、栄養面で優れてお