NTTドコモは2013年7月26日、2013年度第1四半期(2013年4月~6月)の連結決算を発表した。売上高は前年同期比3.9%増の1兆1135億7300万円、営業利益は同5.8%減の2474億7000万円の増収減益だった。 スマートフォン販売台数の増加などによって売上高は拡大したが、端末機器販売費用の増加などが利益を押し下げた。同社の加藤薫社長(写真1)は「年間の利益目標(8400億円、関連記事)に向けては堅調な滑り出しをしている」と決算内容を評価した。 今期の決算で加藤社長は、ドコモが夏モデルにて開始した販売施策「ツートップ戦略」についての説明に多くの時間を充てた。ツートップ戦略とは、夏モデルのうちの「Xperia A」(ソニーモバイルコミュニケーションズ製)と「GALAXY S4」(韓国サムスン電子製)の2機種をドコモのお奨め機種としてプッシュ。他の機種よりも奨励金を厚く積み増し、