独Audiは7月11日(現地時間)、市販車で初めて「レベル3」相当の自動運転機能を搭載した新型セダン「Audi A8」を発表した。高速道路上でアクセル、ブレーキ、ハンドルの操作全てをシステムが担うが、緊急時などはドライバーの操作が必要だ。今秋にドイツで発売する。価格は9万600ユーロ(約1180万円)から。日本での発売は未定。 「Audi AI トラフィックジャムパイロット」は、車体に搭載したレーザースキャナー、レーダーセンサー、フロントカメラ、超音波センサーなどから得たクルマの周辺状況を基に、中央分離帯のある比較的混雑した高速道路を時速60キロ以下で走行しているとき、ドライバーに代わって運転操作を引き受けられるという自動運転システム。 自動運転中にドライバーがシステムによる運転操作を注意して見守る必要はなく、利用する国の法律によっては「テレビを視聴する」など、運転以外の行為が可能だという