センセーションを巻き起こしたデビュー当時の宇多田ヒカルに始まり、共に時代を作った浜崎あゆみ、aiko、椎名林檎とともに、現在まで続く音楽シーンを綴った作品である。 この書籍の内容については、いちJ−POPファンとして言いたい事があるが、それは読み終わり、噛み砕いた後に取っておくこととする。 今日は、私が最も愛するアーティストである宇多田ヒカルに焦点を当て、その世界観を良曲とともに語っていきたい。 デビュー〜1st Album:First Love宇多田の登場:Close to you/Cubic U初めて宇多田ヒカルの声が世に出たのはCubic U名義で発表されたClose to youである*1。 楽曲自体はカーペンターズのカバーだが、全く異なったテイストで歌い上げる世界観は、明らかに15歳(当時)のそれではなく、完成された1人のアーティストである。 この楽曲では、以降に見られる宇多田ヒ