ソニーは7月30日、2009年度第1四半期決算(4〜6月期)の連結決算(米国会計基準)を発表し、世界的な景気後退や円高などが響いて売上高は減少し、利益も赤字に転落したが、 前期決算を発表した「5月に予想していた業績よりはよい結果で、構造改革効果によるコスト削減が想定を上回るペースで進捗している」(代表執行役副社長CFOの大根田伸行氏)という。 この四半期の売上高は1兆5999億円(前年同期比19.2%減)だった。営業利益は、営業損益は257億円の損失(前年同期734億円の黒字)と、赤字に転落した。売り上げが減少したことに加えて、 円高による影響が約680億円、構造改革費用の増加が334億円、ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズなどの持分法適用会社の業績悪化の影響が173億円などの要因があった。なお、構造改革費用の影響や持分法による投資損益を除いた営業利益は233億円の黒字だった