最近、小学生の息子が『ミッション・インポッシブル』にハマっている。きっかけは最新作の『ローグ・ネイション』を一緒に観たことで、ガジェットを駆使した潜入捜査や銃と車の派手なアクションが、小さな男心をくすぐったようだ。 私はもともとトム・クルーズのファンで、『ミッション・インポッシブル』のシリーズは当然観ているし、『アウトロー』や『コラテラル』などの渋い作品も含め、ほぼすべての出演映画を観てきた。だから息子が『ミッション・インポッシブル』を好きになったのは少し嬉しい。 昨夜も息子が観たいと言うので、4作目の『ゴースト・プロトコル』を借りてきた。物語の冒頭、イーサンがロシアの刑務所から脱出し、バンに乗って逃走するシーンがある。イーサンは後部座席で仲間のジェーンを見つめて話をするのだが、イーサンの透き通るような青い瞳を見ていたら、『神経内科医の文学診断』という本を思い出した。 この本は、神経内科医