犬と一緒に育った赤ちゃんは耳やのどの感染症になりにくく、抗生物質の使用も少なくて済むとの調査結果をフィンランドのチームが米小児科学会誌(電子版)に発表した。動物との接触で細菌にさらされて免疫が発達し、体が丈夫になるのではないかとみている。 フィンランドの乳児397人を対象に1歳になるまで毎週、健康状況や抗生物質の使用などを報告してもらった。全体では7割が発熱を、約5割が抗生物質の使用を経験、中耳炎にかかった割合は4割だった。 このうち犬のいる家庭では中耳炎にかかる割合が半分近くに減り、発熱やせき、抗生物質を使用する割合も1〜3割少なかった。犬が屋外と屋内を行き来するような家庭ほど健康に育つ傾向が見られるといい、研究チームは「犬が外で汚れて家に戻ってくるためではないか」と話している。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインする(会員の方)