「反対派のせいで建替え出来なかった」というデマ 本記事は上記の続きである。そう。あれだけ長かった前回記事に、まだ続きがある。すみません。それでも御笑覧いただければ。特に【5】【7】が重要。例によって後で多少文章の修正は入れると思う。 【5】浜通りは数ある原発サイトの中でも取分け電力が強い影響力を行使出来た 浜通りは原発立地点として見ても他地域に無い特異性があり、極めて政府に従順である意味「優秀」なことで知られていた。この現象は佐藤栄佐久が知事になり、国策に疑問を突き付けた1990年代後半以降も県との対立と言う形で継続した。事故後に隆盛した批評家達のフィルターを通したくなければ、当時の『福島民報』、『福島民友』といった新聞や、県内経済誌である『政経東北』、『財界ふくしま』などを猟歩すれば良いと考える。 そのような中、今回取り上げたいのは業界専門誌の一つ『アトム』が休刊直前の1981年8月号に