まず人間は本質的に、 「自分と家族のみ」の幸せのために生きているのだと思っています。 人間は集団社会をつくる能力で食物連鎖の頂点に登り詰めましたが、人間様も“生物”です。次世代に遺伝子をつなぐという生物的本能が最優先なのは間違いないでしょう。 友人、同僚、国家、社会、隣人なんかは、「自分と家族」より明らかに格下です。貧乏な同僚を助けるために、自分と家族の財産全てを投げうつ人なんていません。殺されそうな隣人と助けるために、自分と家族を犠牲にする人なんていません。 「自分と家族のみ」の幸せを考えたとき、まず最低限、自分と家族の身の安全が確保されなくてはいけません。自分たちの身の安全を確保するには、「私たちは貴方たちを傷つけるつもりはないから、私たちにも危害を加えないでね」と、相手の安全も考慮する必要があります。そうして社会や国家がつくられていったのだと思います。国民としての愛国心も、結局のとこ