ゴールデンウイーク中の土曜夜、函館山山頂では下りロープウエーが最大80分待ちとなり、山頂駅の外に長い行列ができた=5月4日 新型コロナ禍の収束で観光需要が回復の一途をたどる中、観光客の利用が多い函館山ロープウェイと函館市電で混雑対策が課題となっている。待ち時間の長期化やマナー違反に有効な手だてを打てていないのが現状で、観光客や市民からは苦情が頻発。「オーバーツーリズム」(観光公害)が函館でも顕在化している。 ゴールデンウイーク(GW)まっただ中の5月4日午後8時すぎ、眼下にまばゆい夜景が広がる函館山山頂は多くの観光客でごった返していた。下りのロープウエーは最大80分待ちとなり、乗客の列は山頂駅の外にまで伸びた。気温10度ほどの中、半ズボン姿で順番を待った千葉県の会社員男性(50)は「こんなに長時間待つとは」と体を震わせながら語った。...
![「オーバーツーリズム」函館でも ロープウエー80分待ち、市電「満員で乗れない」:北海道新聞デジタル](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/f63dcaf6bd3e664d0e86b566039b30a74123d91a/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fstatic.hokkaido-np.co.jp%2Fimage%2Farticle%2Fsize1%2Fe%2F0%2Ff%2F2%2Fe0f2e63322f32ea46e1a165cdec007b4_1.webp%3F20240704061621)