――なかにはアフガニスタンの問題を扱ったアイルランドのアニメ映画『ブレッドウィナー(生きのびるために)』のように、すでにNetflixで配信されている作品が、日本の映画館で改めて劇場公開される例もありました。 日本の配給会社さんはディズニーやドリームワークスのアニメ映画は公開しても、それ以外の国の映画にはなかなか手をつけませんね。仮に公開しても、知名度の低い作品には観客も足を運ばないだろうと考えて、あまり手を出していなかったのかなと思います。配給する側にも、いろんな思いや事情があるのだろうと思います。 でも実際に見てみると、どれも素晴らしい作品なんですよ。もちろん、つまらない海外の作品もありますから、その中で厳選されたものが相次いで公開されたのが、19年だったんだろうなと。そうした作品が海外アニメという大きなくくりで、「これが面白かったから、こっちも見てみよう」という、面白い循環が生まれた