2014-08-12 炎天下「長岡大花火」の会場で屋台で「本」を売ってみた。〜用意した本は300冊、観客50万人。はたして本は何冊売れて、いくらの利益があったのか?〜《天狼院通信》 その会場は熱気に溢れていた。 世界的な建築家隈研吾氏がデザインした斬新な市庁舎前には、屋台が軒を連ねていた。 そこに、人が溢れていた。 買う人も、売る人も、ある種の熱狂の中にいて、買うことも、売ることも、祭りの一部に包含されているので、自然と財布の紐も緩むというものだ。 活気のある呼び声の元に、列が客の列が連なる。 「冷えたビールはいかがですかー!」 「冷たいかき氷はいかがでしょうかー!」 その声の中に、妙な掛け声が混じる。 「本はいかがですか?」 僕である。わかっている。場違いである。 8月3日、世に名高い長岡大花火の日に、僕がいたのは、長岡市の市庁舎前にできたフェスティバル会場である。 日本三大花火は、伊達