「個人としてどちらの大統領候補を支持していたかにかかわらず、前に進むには共に歩むしかない」──。米Appleのティム・クックCEOは11月9日(現地時間)、次期大統領が共和党のドナルド・トランプ氏に決定したことを受け、同社の全従業員に向けてこのような書簡を送った。米Buzz Feedが入手した全文を掲載した。 トランプ氏は2月、AppleがFBIへのiPhoneロック解除ツール提供を拒否した際、「Apple製品をボイコットしよう」と支持者に呼び掛けるなど、Appleを批判してきた。また、公約で強硬な移民政策を提示している。 クック氏は「将来の不確実性は否めないが、Appleの目標は変わらないことは保証する。(中略)Appleはすべての人々にオープンであり、従業員のダイバーシティを祝福する」と語った。 クック氏の書簡にはトランプ氏の名前はいっさい出てこない。The Vergeはこの書簡を、「