【カトマンズ=天野健作】「こっち、こっち」「もっとくれ」。食糧や水を求めて、支援車に人がどっと押し寄せた。ネパール大地震は30日、発生から6日目になり、カトマンズ市内では100万人以上の市民が避難生活を余儀なくされている。市内を離れた人は約40万人とされるが、行く当てのない人たちが、近くの公園や寺院の境内でテントを張り、支援を求めている。 カトマンズ首都圏には国の全人口の約1割にあたる約250万人が住むという。古い家を中心にがれきと化した建物が見られるが、電気や水道などは徐々に復旧しはじめてきた。 カトマンズ市内のトゥディケル公園には、市内で最大規模の避難所が自発的にできあがった。緑や黒、オレンジの色とりどりのテントが数百張り。家からシートを持ち寄って、テントが今も続々と立ち上がっている。 「ほら見て、これだけしか米がないの」。近くに住んでいた主婦、スウェイター・ネパーリーさん(38)は子
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