洋菓子店「ガトーフェスタ ハラダ」の都内デパ地下の売り場は、年末年始の帰省シーズンやバレンタイン、ホワイトデー前となれば、女性客であふれかえる。お中元やお歳暮などの贈答品としても重宝されるため、地方百貨店からは催事への出店要請が引きも切らない。 お客さんがこぞって買い求めるのは、ラスク「グーテ・デ・ロワ」だ。フランス国旗をモチーフにしたパッケージを見れば、ピンと来る人も多いだろう。 「行列のできるラスク店」、発祥は群馬の和菓子店 “行列ができるラスク店”として知られる原田だが、全国的にその名を知られるようになったのは、ここ十数年のことだ。 原田の歴史は古く、1901(明治34)年に群馬県高崎市で創業した老舗菓子メーカーだ。ただ、創業から100年余りは、地元、群馬県高崎市とその周辺だけに知られたお店だった。 それが、2000(平成12)年発売の「グーテ・デ・ロワ」発売と派生商品のヒットにより
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