プーチン氏の本音反映か ウクライナめぐり一方的歴史観―国営通信社が誤配信の論説 2022年03月05日07時10分 ロシアのプーチン大統領=2020年7月、モスクワ近郊ノボオガリョボ(ロイター時事) 【モスクワ時事】ロシアの国営通信社がロシア軍のウクライナ侵攻開始の2日後に誤って配信した、戦勝を前提に準備されたとみられる論説記事が、プーチン大統領の本音を反映していると内外で話題になっている。記事は直ちに削除されたが、プーチン氏が安全保障上の理由からではなく、ウクライナはロシアの一部になるべきだという一方的な歴史観に基づいて侵攻に踏み切ったことを示唆する内容だった。 ロシア大統領「要求すべて満たせ」 ウクライナ停戦協議、譲歩せず 政権の意向を代弁する国営ロシア通信は、2月26日に「ロシアと新たな世界の到来」と題する記事を配信した。記事は「ロシアは歴史的完全性を回復しつつある」と主張。「ロシア