サウジアラビア政府が支払いを渋っているために、サウジで操業をしている大手の建設会社が、倒産の危機に直面している。レバノンの元首相ラフィーク・ハリーリ氏の会社、オゲル社がそれだ。 オゲル社はレバノンの首相を務めた、故ラフィーク・ハリーリ氏が、サウジアラビアで立ち上げ、大企業に拡大したが、その理由は、彼がサウジアラビアの大手企業、ビンラーデン社と提携したことによろう。ビンラーデン社も元はイエメンからの、出稼ぎ者が創立した企業であり、お互いに外国人であったことが、両社を連携させたのかもしれない。 いまサウジアラビア政府は、2014年以来続いている、石油価格の低迷で資金難に陥っており、各種の公共事業発注への、代金の支払いが滞っている。オゲル社の場合も軍事施設、学校、病院など、公共施設の建設を請け負ってきたが、数百億リヤルもの代金の受け取りが、滞っているということだ。 この結果、砂漠の現場には、多数
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