ラーメンと餃子で塩分量は9グラムを超えることもある。ラーメンのスープは残す、餃子のたれは少しだけつけるなどの工夫が望ましい(写真:産経新聞) 今月改定された「日本人の食事摂取基準」でナトリウム(食塩相当量)の1日摂取目標量が男性9グラム未満、女性7・5グラム未満と、より厳しく引き下げられた。食塩の過剰摂取で高血圧となり脳卒中や心筋梗塞(こうそく)を引き起こすことは多くの人が認識している。しかし、しょうゆやみそなど食塩を含む調味料は日本の食文化と密接にかかわっていることもあり、今以上の減塩をどう実現するのか悩ましい問題となっている。(平沢裕子) [フォト] 日本人は多量摂取しがち…昆布やだしに含まれる「ヨウ素」もご注意 ≪日本の食考慮し改定≫ 食事摂取基準(平成11年までは栄養所要量)で食塩摂取量が「1日10グラム未満」とされたのは昭和54年。女性については男女別の表記を始めた平成17