遠野に関するotama-nekoのブックマーク (2)

  • 「山人考」 - アグリコ日記

    ふとしたきっかけで「山人考」という書き物があることを知った。柳田國男による日の先住民族についての論考なそうだ。ちょうど私は「鬼」をテーマにしたを読み終えたばかりで、自分の中でそもそもの根源の時代、「鬼=人」ではなかったろうか、山を拠点として生きた人々。また鬼は原初魔物というよりも、かえって今に言う神に近いものではなかったろうかなどと徒然に考えていたところだったので、無性にそのが読みたくなってしまった。そこで先日図書館に行って初めて柳田國男全集を紐解いたのだった。 日民族学の父と呼ばれた柳田國男(1875~1962)は、民俗関係のみならず詩や小説なども含め、生涯に亙って幅広い分野についての著作を残しているが、その活動の前半では殊にサンカや山人など希少で特殊な生活様式を持つとみなされていた人々について研究している。彼の有名な著述「遠野物語」は1910年35才の時に書かれたもので、これは

    「山人考」 - アグリコ日記
  • 坂のある非風景 風の音の遠野

    『「静かの海」石、その韻き』、 『神の子犬』、 『ことばのつえ、ことばのつえ』、 『大切なものを収める家』、 『ハウスドルフ空間』、 『藤井貞和詩集』、 『続・藤井貞和詩集』、 『ピューリファイ、ピューリファイ!』、 『ピューリファイ、ピューリファイ!』。 棚にある何人もの藤井貞和だったが、なぜ『ピューリファイ、ピューリファイ!』が2冊あるのかというと、1990年刊、一冊は別のだれかの所有物だった。だからその2冊は違う藤井貞和だったが、そこに含まれる「風の音の遠野」について何かを語るとき、吉増剛造よりも藤井だろうねとか、「詩が声のように/生きられる場所は/どこにあるか。」とか、それらはひとりになった。かれらはひとつになった。 風の音の遠野 「風の音の遠野 物語」と、 折口信夫(おりくちしのぶ)の長歌にある。それを思い出す。 かぜのおとの、 かぜのおとの、 と、繰り返してみると、 遠野、

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