「世の中には2種類の人間がいる」という言いまわしがある。 まず、「世の中には2種類の人間がいる」と最初に言う。これで、「おっ、どういう2種類なんだろう?」という興味をかきたてる。そのあとで、「ナントカな人間と、ナントカでない人間だ」と言う。「ナントカ」の部分には、いろいろなものが入る。 これだけのレトリックなのだが、これをやると、なんとなく言葉に重みが出る。例えば、 「世の中には2種類の人間がいる。勇気のある人間と、勇気のない人間だ」 「世の中には2種類の人間がいる。ロックがわかる人間と、ロックがわからない人間だ」 といったものだ。実際はたいしたことを言っていないのだが、なんか言葉に重みがつく。 プレゼンなどでよく使う、「ポイントは3つあります」というやつも、わりとこれに似ている。「ポイントは3つあります」と言ってから、何か3つ言うと、それがたいしたことない内容でも、重要なポイントに思えて
嫁がパンが好きすぎて、昔パン屋でバイトしてたり、子供産まれる前はパン教室行ったり、あ、最近すごいな、と思ったのは、ちょっと3駅ほど離れたところの、さらに歩いてけっこうかかるところにある小さなパン屋のことを「あそこ旨い、やばい」と言ってたんだけど、最近なんかの雑誌で1位だった。 多分、彼女のパンを見る目は本当。 でもその分、神様は、彼女のごはんに対する何かをごっそり無くしたようで、ごはんの食べ方が最近まで分からなかった。食べ方? っていうか、なんていうの。いっつもごはんが残る。ごはんをいつ食べたら良いか分からないと言う。おかずと一緒に食べればいいじゃん、って言ってもよく分からない顔をする。 おにぎりは食べる。おにぎりは何故か食べ切る。 で、最近なんか嫁が急にひらめいてて、ワー! って、ごはんが分かったー! って言ってて。「おかずと一緒にごはんを口に入れて、口の中でおにぎりを作ればいいんだー!
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