インタビューや講演、会議などで録音したヒトの言葉を文章にする“テープ起こし”は、音声データを聴きなおし、キーボードで文字を入力するというマニュアルな作業。 多くのジャーナリストは、日常的に、記事執筆に着手する前、取材活動を通じて収集した音声データを聴き、手作業でテキスト化している。 このように旧態依然とした非効率な作業を自然言語処理(NLP)のテクノロジーによって革新しようとしているのが、英ロンドンで開発された「Trint(トリント)」だ。 ・音声からテキストに自動変換 「Trint」は、音声ファイルや動画ファイルをアップロードすると、90%以上の正確性で、音声をテキストに自動変換できるソリューションだ。 テキスト化によって、長時間にわたるインタビューやスピーチも、瞬時にキーワードで検索できるようになる。 また、「Trint」では、自動変換されたテキストが、単語ごとに音声とリンクされる仕組