総務省は、マイナンバーカード(個人番号カード)の1日当たり申請件数が1万件程度に鈍化していることを明らかにした。ピーク時の申請ペースは10万件を超えていたとみられ、実質10分の1程度に落ち込んでいる模様。カードが普及するかどうか、正念場を迎えているようだ。 総務省がカードの1日当たり申請件数について説明したのは、2016年6月2日に開催した「公的個人認証サービス等を活用したICT利活用ワーキンググループ」。ワーキンググループでは、コンビニエンスストアやクレジットカード、携帯電話キャリアの各社が、カード内蔵ICチップに搭載した公的個人認証(JPKI)を利用するサービスの実証実験に参画している(図1)。
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